目次
- 暗記量を最小限にしたい
- カギとなる5つの品詞と接尾辞
- 5文型と品詞のつながり
- 代名詞には要注意 格について
- 1文型
- 2文型
- 動詞の種類 他動詞と自動詞
- 品詞と5文型と格と動詞の種類の組み合わせの結論
- 3文型
- 4文型
すべて表示
暗記量を最小限にしたい
私は学生のころ英語にかなり苦労しました。当時中学1年から英語の授業が本格的に始まりましたが、主語や述語など深く考えたことがなかった概念が入ってきて大人になって英語を学びなおすまで自分でもよくわからない英語を使っていました。わからないところは諦めて暗記するしかないのかと悩んだ記憶があります。
タイトルの「(私は)お寿司が好きです」は英語では I like sushi. となりますが、なぜ Me sushi like. ではダメなのかは、「Meは主語になる名詞の格ではないから I に変換する、そして英文のルールである文型にあてはめると、主語の次には動詞がいるので I の次に動詞の like がきて最後に sushi が必要になる」、というのが簡易版の回答なのですが、この説明では中学生の時の自分はいまいち理解や納得ができなかったと思います。今回は、当時の自分が知っておきたかったであろう点を、英文法の品詞と5文型(SVOCなど)、そしてその過程で必要となる、格という項目にもふれつつ順番に記載していきます。(一番重要視したいのは5文型ですが、5文型だけを単独で理解することは不可能で品詞などの理解が必要になります)。まず品詞と5文型をおさえることが一言一句正確な英文を作ること、ひいては自信をもって英語を話すことの確かな第一歩につながると考えています。すでに品詞や5文型は自信があるというかたは下の方にある17個の練習問題を口頭で作文ができるか是非試してみてください。最後の方にこれから英語を本格的に勉強するかた向けに、文型を理解したあとどの順番でどの英文法を身に付けるのがいいかおススメについてもふれています。
英文法が好きで、というか単語が嫌いなので暗記を減らすべく楽をしたくて英文法にはまって自分なりに整理したことがあり一度書き出してみたくて今回のnoteを書いてみました。英語学習をはじめたばかりのかたから、英検2級TOEIC600くらいを目標にされている方をイメージして書きました。もしお役に立つ内容があればうれしいです。
文法が嫌いでとにかく即ざっくり理解したいという方は、「しゅ・どー・め・ば・じ」と覚えておくと便利かもしれません。進研ゼミの販促マンガでみた記憶があるのですが、英文作成の順番は、しゅ(主語)+どー(動詞)+め(名詞)+ば(場所)+じ(時間)で考えるといい、というものだったと思います。I (しゅ) played (どー) soccer (め) in the park (ば) yesterday (じ). =私は昨日公園でサッカーをしました、といった具合にこの考え方で作れる文章も多いです。もちろん例外はありますが、まずは例外を無視してとっつきやすいところから始めるであったり、70%、80%など広く通用するルールを覚えて、例外はそれからでも遅くはありません。
カギとなる5つの品詞と接尾辞
では本題ですが、まず品詞です。次の文章は文法書フォレスト序章からの抜粋です。
The man said to me softly and clearly, “Well, you may be right.”
この文章には存在する品詞がすべて使われています。合計10種類で、冠詞、名詞、動詞、前置詞、代名詞、副詞、接続詞、間投詞、助動詞、形容詞です。ただ、これら10種類の品詞のうち5文型を理解するうえで大切な品詞は上記全てではなく以下の5つの品詞です。
・名詞(5文型に入る。SとCとOになる)・・・人や物
例:Bob, computer, him(himは代名詞ですが広く名詞の仲間とここでは考えます)
・動詞(5文型に入る。Vになる)・・・動作や状態を表す
例:run, like, be動詞 (is, are, am)
・形容詞(5文型に入る。Cになる)・・・名詞を修飾(説明)する
例:beautiful, handsome
・副詞(5文型に入らない)・・・①形容詞、②動詞、③他の副詞、④文章全体を修飾(説明)する。例:very, fast, unfortunately
・前置詞(5文型に入らない)・・・in, on, atなど。
後ろに名詞がくる。例:in the park
以下、簡単な例を使って品詞の働きを確認してみます。太字の品詞は何か考えてみましょう。日本語訳をして、太字単語がどの単語=品詞を説明しているか確認します。
・Bob is handsome. 「ボブはハンサムだ」=ハンサムなのはボブ。つまりhandsomeという単語はBobという名詞を説明(修飾)している、名詞を説明するのは形容詞なのでhandsomeという単語は形容詞となる。
・Bob is very handsome. 「ボブはとてもハンサムだ」 とてもハンサム、ととてもはハンサムを説明している。ハンサムは形容詞とすでに確認しており、とてもは形容詞を説明(修飾)している。形容詞を説明するのは副詞というルールがあるため、very という単語は副詞となる。
・Bob runs fast. 「ボブは速く走る」 fast の意味は速く、で速く走るという部分から、速く=fast は、走るという動詞を説明(修飾)している。動詞を説明する品詞はルールより副詞のため、fast という単語は副詞となる。
・Bolt runs very fast. 「ボルトはとても速く走る」 とても速くと、とてもは速くを説明している。速くの fast は副詞であるとすでに確認しており、副詞を説明するのも副詞なので、とても=very という単語は副詞となる。
・Unfortunately, Bob did not come. 「残念ながら、ボブは来なかった」 残念なのはボブではなく、こなかったという部分でもなく、「ボブがこなかった」という事実=文章全体で表現されていることが残念という内容。文章全体を説明(修飾)するのも副詞なので、残念ながら=unfortunately という単語は副詞となる。
英単語をみて品詞がわかるというのは慣れないうちは簡単ではありません。各単語を調べて品詞を確認するのが手っ取り早いですが、例えば water には水という名詞としての意味だけでなく、(植物などに)水をやるという動詞にもなりますので最終的にはその文章を日本語に訳してみて文章における単語の働き・意味を考えてみないとわからないというケースもあります。ただ、訳さずともいくつか判断に使えるテクニックはあり、まずは接尾辞=単語のおしりのアルファベットの組み合わせです。
(接尾辞の例)
・名詞:-ship (friendship, relationship), -er (traveler, teacher), -tion (attention, education)
・動詞:-ize (organize, prioritize), -fy (notify, qualify)
・形容詞: -able (available, capable), -ful (careful, successful), -less (careless, homeless)
・副詞:-ly (carefully, successfully, completely)
このように、単語の最後がどういう形で終わっているかで品詞を想像できます。TOEICでこの接尾辞の知識が役に立ったりした方も多いのではないでしょうか。(なお、これが適用されない例外単語もありますが割愛します)
他の手法としては、後述する5文型の把握ができると、in という前置詞がここにあるのでこれは名詞に違いない、であったりこれは主語のはずなので名詞にみえないけどきっと名詞に違いない、など推測することもできます。
5文型と品詞のつながり
品詞については、ここでいったん置いておき、ここで5文型について考えてみます。次の5つの文章をみてみます。
1文型 He got to Tokyo yesterday. 「彼は昨日東京に到着した」
2文型 He got angry. 「彼は怒った」
3文型 He got a book. 「彼は本を入手した(買ったなどで)」
4文型 He got me a book. 「彼は私に本を買ってくれた」
5文型 He got his children ready. 「彼は子供たちに準備をさせた」
ここでおさえておきたい点ですが、すべての英文は5文型のいずれかに分類されます(便宜上そう考えます)。例文では、動詞に get の過去形 got がすべて使われていますが、日本語訳からわかるようにどの文型の文章かで訳し方が違ってきますので英文を読むときには「この文章は何文型か」を特定することが大切で、逆に英作文を自分がするときは「何文型のつもりで書いているか」を意識することが重要です。各文型の構成と関係は次の通りですが、文法書などで見慣れていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。(解説後述)
1. S + V
2. S + V + C (S=C)
3. S + V + O (S≠O)
4. S + V + O + O (O1≠O2)
5. S + V + O + C (O=C)
ここで、5文型に先ほど確認した品詞の知識を組み合わます。そして一部ルールを補足します。
・S (主語のこと)・・・名詞しかSにはなれない
・V (動詞のこと)・・・動詞しかVにはなれない
・O (目的語のこと)・・・名詞しかOにはなれない
・C (補語のこと)・・・名詞か形容詞しかCにはなれない
・副詞は文型に入らない。(なくても文法的には成立する)
・前置詞の後には名詞がくる(例: in Tokyo=前置詞 in + 名詞 Tokyo)。基本的に名詞はS・O・Cになれるので文型に入るが、「前置詞+名詞」の場合の名詞は前置詞でキャンセルされて文型に入らない=副詞と同じ扱い。(詳細後述)
ここから、英文の成り立ちに重要なのは、文型の要素に入る名詞と動詞と形容詞であると考えます。特に動詞が大切で、この動詞は1文型でしか使えませんなどルールとして決まっている動詞も多いです。その場合、いや自分はどうしてもこの動詞を3文型で使いたいんだ、というのは文法的には間違いのため、正しい文章を作ろうとする場合必要に応じて動詞の英単語を調べて使用が許されている文型で文章を作ります(各動詞を調べると何文型でなら使用ができるか記載があります)。一部 get のように何文型でも使えるという単語もありますが、そういう単語は逆に使い方が幅広い分難しく、1文型でしか使えないという制限のある単語のほうがかえって使いやすかったりもするので面白いものです。
代名詞には要注意 格について
具体的に各文型の例文を確認する前に、最後に名詞の格についてです。
わたしという意味の I ですが、I, my, me という変化を中学などで学習したと思いますが、これが格です。I が主格、my が所有格、me が目的格となります(彼という意味の単語の場合、he が主格、his が所有格、him が目的格)。詳細や例外は割愛しますが、5文型に関連するところで覚えておきたいことがあり、S=主語には名詞の主格しか使用できず、OやC=目的語には名詞の目的格しか使用できず、さらに前置詞の後には名詞がくると先ほど記載しましたが、前置詞のあとの名詞も目的格になります。
具体例で考えます。タイトルの(わたしは)お寿司が好きです=Me sushi like. がなぜだめなのか。理由の一つは、主語になるわたしの部分に目的格のMe は使えず、主格である I を使用しなくてはいけません。
わたしは彼がすきです、という文章は、I like him. なのですが、I like he. では格が違っていて、この文章の彼という単語は目的語とよばれるものにあたるため、目的格の him を使うのがルールになっています。
わたしは彼に興味がある、という文章は、I am interested in him. なのですが、in という前置詞のあとにくる(代)名詞の him も目的格にしなくてはいけないため、I am interested in he. では間違いとなります。ちなみに、前置詞 in+名詞 Tokyo の場合ですが、この Tokyo も目的格になっていると理解します。Tokyoは主格も目的格も同じ形なので、主語の場合も目的語になる場合も Tokyo のままでOKでして、格を気にしなくていけないときは代名詞と呼ばれる、わたし=I、彼=he、彼女=she、私たち=we、あなた=you、などの単語を使う際です。
以上をふまえて、品詞と文型の関連は次のようになります。
S・・・名詞の主格
V・・・動詞
O・・・名詞の目的格
C・・・名詞の目的格、形容詞
前置詞の後の名詞・・・名詞の目的格
1文型
では、ここから具体的に各文型の例文をみていきます。
1文型:S + V (1文型で使うことができる動詞例:go, open, live, move, get)
He went to the park yesterday. 「彼は昨日公園にいきました」
he は(代)名詞で主格であり、Sになる資格を持っています。動詞の went は go の過去形であり、1文型で使用することができる動詞ですので問題ない文章です。the park というのは名詞で本来名詞は文型に入りますが(the は冠詞ですが冠詞は今回のポイントではないため便宜上 the parkで名詞と考えます)、その前に to という前置詞があり、前置詞+名詞は文型には入らないと考えるため、to でキャンセルされており、the park は文型には入りません。前置詞+名詞が文型に入らないというのが納得できないという方のために日本語訳で考えてみたいと思います。went to the park は「公園にいきました」という意味で、to the park=公園に、は、went=いきました、という動詞を説明しているので to the park は副詞の働きをもっていると考えることができ、副詞は文型には入らないため to the park は文型に入らないと考える手もあります。Yesterday も同様に、昨日という単語は「彼は公園に行った」という文章全体を説明(修飾)しているため、文全体を説明する副詞と考えて文型には入りません。このことから、場所や時間は基本的には副詞になり文型に入らないことが多いと覚えておくのが手っ取り早いと思います。
もし He went the park yesterday. という文章があったらどうでしょうか?間違った文章であり、このままでは、He=名詞、went=動詞、the park=名詞、となってしまい名詞である the parkも文型に入ってしまいますので、1文型になりません。go という単語は1文型で go to 場所でどこどこに行ったという意味になりますので go のあとには to を入れてやる必要がありますし、the park=名詞が文型に入らないように文型からキャンセルしてやるという視点でも前置詞が必要になります。
The store opens at ten o’clock every day. 「お店は毎日10時に開店します」
The storeは名詞であり代名詞でもありませんので主格・目的格の視点でも問題なくSになる資格を持っています。動詞の open(s) も1文型で使用することができます。ten o’clockはこの場合「10時」という名詞ですが、at という前置詞でうまくキャンセルしていますし、at ten o’clock=「10時に」という動詞を説明する副詞になっているので文型には入りません。every day=毎日という部分は、文章全体を説明していますので副詞で文型に入らず、問題なく1文型の文章です。
2文型
2. S + V + C (S=C) (2文型で使うことができる動詞例:be動詞の is/are, become, look, sound, keep, get)
2文型のS=Cとは、そのままですが、SとCが同じことを指すか確認しましょう。
Three years ago, she became a teacher. 「3年前、彼女は先生になった」
three yeeas ago=3年前は、文章全体を説明していることから副詞ですので文型に入りません。主格名詞のsheはSになれますし、動詞becomeの過去形のbecameは2文型で使える動詞です。2文型の動詞は主語Sと補語Cの間にはいり、SとCをイコールの関係で結ぶことができます。いや自分は go を使ってSとCを結びたいんだと S + go + C で(S=C)とすることはできません、それぞれの動詞では使える文型が決まっていて、go にSとCを結ぶ働きはないためです。Cには名詞の目的格か形容詞がなれますが、a teacherは名詞で格も問題なくCになる資格を満たしています。意味から彼女が先生、she= a teacher も成り立っており問題なく2文型の文章です。
The hotel looks expensive. 「あのホテルは高そうにみえる」
The hotelは名詞で格も問題なくSになれます、動詞の looksも2文型になれる動詞です。expensiveは形容詞ですのでCになる資格もあり、ホテルが高い、the hotel=expensiveの関係も成り立っており問題ありません。
動詞の種類 他動詞と自動詞
3文型に進む前に、動詞の種類について確認します。ここまでで動詞の大切さについて何度かふれてきました。動詞はいくつかの視点から分類できますが、そのうちの一つ、自動詞と他動詞について記載します。
次の文章を考えます。
・They didn’t move. (自動詞) 「彼らは動かなかった」「彼らは引っ越さなかった」theyがS、didn’t moveがVの1文型です。
・They didn’t move the desk. (他動詞) 「彼らは机を動かさなかった」theyがS、didn’t moveがV、the deskは名詞で文型に入りますが、意味から彼らと机はイコールではありませんので、2文型ではなく、3文型になります。(moveという動詞がそもそも2文型をとれない動詞というのもあります)。
自動詞とは、自分ひとりで成立する動詞で、他動詞とは自分ひとりでは意味が成立せず後ろに目的語=Oとよばれる他の単語=名詞を必要とする動詞です。moveは自動詞としての意味も他動詞としての意味もありますので、moveの後の単語をみてどちらの動詞で使われているか判断することになります。他動詞には目的語が必要ですので、3、4、5文型は他動詞を使い、1,2文型には自動詞を使うということになります。1文型で使用した go なども自動詞です。先ほど、He went the park yesterday.がダメな理由は記載しましたが、go は自動詞であるという情報を使うとより考えやすくなるかもしれません。go=wentは自動詞でありその後に目的語をとれませんのでHe went the park yesterday.は間違いとなります。どうしても自動詞のあとに名詞をつけたい場合は、前置詞が必要で、今回の go の場合は to をつけて went to the park とします。
品詞と5文型と格と動詞の種類の組み合わせの結論
ここまでの情報をまとめて文型に品詞や動詞の種類の情報を組み合わせ、一部補足します。
1文型 S名詞の主格 + V自動詞(be動詞のis/areも)
2文型 S名詞の主格 + V自動詞(be動詞のis/areも)+ C名詞の目的格か形容詞 (S=C)
3文型 S名詞の主格 + V他動詞 + O名詞の目的格 (S≠O)
4文型 S名詞の主格 + V他動詞 + O名詞の目的格 + O名詞の目的格 (O1≠O2)
5文型 S名詞の主格 + V他動詞 + O名詞の目的格 + C名詞の目的格か形容詞 (O=C)
3文型
3. S + V + O (S≠O) (3文型で使うことができる動詞例: open, move, clean, have, buy, like, get)
3文型では2文型の逆で、SとOがイコールにならないことを確認します。
Clean the room right now. 「すぐに部屋を掃除しなさい」
応用の命令文です。Sは隠れていますが Youであり名詞の主格です。Vは cleanと他動詞が使われています。目的語にthe room という名詞が使われていて、you と the roomはイコールではないため3文型として成立します。right nowは副詞で文型に入りません。
At the shop, I bought an expensive bag. 「お店で高いかばんを買った」
I がS、boughtが他動詞でV、目的語が an expensive bag=高いかばん=名詞 です。高いという形容詞が入っていますが、an expensive bagで一つの名詞としてとらえられますので全体で目的語のOと考えて問題ありません。厳密には bag の部分だけをOととらえるという考え方もあると思いますがここではどちらでもいいと思います。I と bag はイコールではありませんので3文型で問題ありません。at the shopは副詞のため文型に入りません。
確認ですが、タイトルの「お寿司が好きです」は3文型で、主語にわたしの主格をもってきて、好きという単語の like を動詞にもってきて、likeは他動詞ですので、目的語になるsushiを直後につけてやり、I like sushi. となります。I と sushi はイコールではありませんので問題なく3文型です。
4文型
4. S + V + O + O (O1≠O2) (4文型で使うことができる動詞例:buy, give, make, show, ask, tell, find, get)
4文型では1つ目のOと2つ目のOがイコールではないことを確認します。
My father bought me a nice watch. 「父が私に素敵な時計を買ってくれた」
My fatherがS、boughtはbuyの過去形で他動詞であり、目的語を2つとれる4文型になれる動詞です。一つ目のOはmeであり、二つ目のOはa nice watchで、buy + O1+O2で、O1にO2を買ってあげるという意味になります。me と a nice watch はイコールではありませんので問題なく4文型です。4文型では、動詞+O1+O2の形ですが、仮に英文を読んでいて動詞の意味がわからなくても動詞+名詞+名詞と並んでいれば、4文型か5文型しかありません。「4文型ならO1にO2をなになにした、そしてO1とO2はイコールではないので・・・」と意味を推測できます。
Did Emily show you the pictures? 「エミリーはあなたに写真をみせた?」
疑問文ですので少しややこしいですが、EmilyがS、show がV、youがO1、the picturesがO2で、O1とO2はイコールではありませんので4文型で問題ありません。
4文型から3文型への変換
4文型の中には3文型に変更できるものもあり、一部記載します。4文型のSVOOを → SVO + 前置詞 + O の形に変えられます。変更できるかは動詞によって決まるのですが、大きく二パターンあります。
give型 (与える、など相手が必要) = 前置詞はto : show, sell, teachなど
buy型 (買う、など相手が不要) = 前置詞はfor : make, get, findなど
具体例で確認します。4文型を3文型に変更します。
・My father bought me a nice watch.
3文型では買ったものが先にきますので、My father bought a nice watch. ここに私にという部分を追記します。buyという動詞は3文型にする場合前置詞にforを使用しますので、for meで、My father bought a nice watch for me. for meは前置詞+名詞で文型に入りませんので3文型です。
・Did Emily show you the pictures?
3文型ではDid Emily show the pictures? を先につくり、showはgive型ですので前置詞 to をつけて Did Emily show the pictures to you? で3文型です。
5文型
5. S + V + O + C (O=C) (5文型で使うことができる動詞例:keep, call, leave, find, get)
5文型ではO=Cを確認します。
She always leaves the door open. 「彼女はいつもドアを開けっ放しにする」
sheがS、alwaysはいつもという意味の副詞、leaves がV、the doorが名詞でO、openが形容詞でCとなります。openをみて動詞ではないかと考えると混乱しますがここでは形容詞としての意味となります。英文を読んでいるときに、間違った英文の可能性もあると考えると英文分析は難しくなりますが、たとえばテストや教科書など絶対に正しい文章を分析するときは、必ず5文型のどれかのはずだという考えをもって分析します。sheが主語で、alwaysが副詞で、leavesが動詞で、ここまでで文型はわからなかったとしても次のthe doorが来てる時点で3, 4, 5文型のいずれかで、openが動詞だと同じ文章に2個動詞があることになりおかしいと考えて、openが動詞ではない可能性を探るなどして形容詞にたどり着くことができれば、leave + O + Cの形がみえて、5文型は基本的にOをCにするという意味、ですので、the doorをopenにする、今回の場合ドアを開けっぱなしにする、という訳にたどりつきます。
We call him Bob. 「私たちは彼をボブと呼ぶ」
WeがS、callが他動詞V、himが名詞、Bobも名詞で、名詞が二つならんでいますので、4文型か5文型かこれだけでは判断がつきづらいですが、call + 人 + 名詞で、人を名詞と呼ぶ、とあだ名などでよく使われる表現があり、him=Bobが成り立ち5文型で問題ありません。
5文型については以上です。以下に練習問題を作りました。一部形を変化させたり調べないといけなかったりする問題もあるかもしれませんが、ご興味があったら解いてみてください。解答は最下部に記載します。
練習問題
英作文:
1. 私は三日前に東京に行った。(goを使う)
2. 彼は怒っているようだった。(動詞にsoundを使う)
3. 私のことはKenと呼んでください。(命令文で。callを使う)
4. 君はお金持ちだな。(2文型。richを使う)
5. 君はお金持ちだな。(動詞は他動詞を使う。a lot of moneyを使う)
6. その映画は面白かった。(2文型で。The movieを主語にする)
7. 同じ文を疑問文に。
8. その映画は面白かった。(主語にI、動詞にfindを使う)
9. 同じ文を疑問文に。
10. 彼はこの本を簡単に見つけた。(findを使う)
11. 彼はこの本が簡単だとわかった。(findを使う)
12. 彼女は息子に辞書を買ってあげた。(4文型と3文型で一文ずつ)
13. Can I ask you a favor? (前置詞ofを使って3文型に変更してください)
14. 彼は20歳だ。(2文型)
15. 彼は20歳だと私は思う。(3文型。SV that (S’ + V’)。応用です、必要に応じて検索などしてみてください)
16. 彼女は他人と上手に働くことができる。(1文型。「上手に」にはwellを使う)
17. “good team player”を使って同じ内容の文章に。必要に応じて文型を変える。
問題は以上です。
おわりに 優先順位の高い英文法と学習順序
最後に、英文法についてですが、いくつかの文法書をみましたがフォレスト、エバーグリーンシリーズが好きです、玄人的には初心者向けの文法書という評価らしいのですが。手元にあるフォレストの目次でいうと最初に文型・時制・助動詞・態・などの順番で構成されています。そこに大きな反論もなく、一番先に「文型(その過程で品詞と格)」の学習が必要だと思っています。私は、その次に勉強するべき文法として優先順位が高いのが、「句と節」の大まかな把握、「時制(完了形も時制の一致も)」。その次に、「動名詞」、「現在分詞と過去分詞の形容詞的用法」、「To不定詞の名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法」。その次に「関係代名詞・関係副詞」、「仮定法」というイメージをもっています。逆に、比較級や分詞構文などは別にあとでもいいのではと勝手に思っています。理由としては、今回品詞と文型について確認しましたが、ここに記載したのは主に単語レベルの名詞・形容詞・副詞です。英語には、複数の単語を組み合わせた名詞句・形容詞句・副詞句なるものがあり、主語と動詞を含む名詞節・形容詞節・副詞節なるものもあります。このあたりがまさに「句と節」のところで記載されている内容ですが、動名詞は名詞や名詞句になり、To不定詞は名詞句・形容詞句・副詞句になり、関係代名詞は形容詞節になるなどルールがあり、単語であれ句であれ節であれ、名詞になれるもの、形容詞になれるもの、副詞になれるものを理解することで、文章の理解が深まると思います。名詞はS・O・Cになれて、形容詞はCになれて、副詞は文型に入らないと記載してきましたが、これは単語レベルだけではなく句であっても節であっても同じでそのまま今回の文型ルールが適用されます。例えば、今回は主語が I でなどという比較的シンプルなパターンを使い文型を確認しましたが、Playing soccer is fun. サッカーをすることは楽しい。などと動名詞=この場合名詞句、が主語になるというケースもあります。品詞・文型の知識と相性がいい英文法項目はなにかと考えて、自分が再度中学生だったとして英語の知識がなくて文法をやらなくてはいけないという場合、この順番で勉強したいかなと思いました。
以上です、最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました!
練習問題の解答
英作文 解答例
1. 私は三日前に東京に行った。(goを使う)
I went to Tokyo three days ago.
もしくは、Three days ago, I went to Tokyo.
2. 彼は怒っているようだった。(動詞にsoundを使う)
He sounded angry. 動詞は過去形にします。
3. 私のことはKenと呼んでください。(命令文で。callを使う)
Call me Ken.
4. 君はお金持ちだな。(2文型。richを使う)
You are rich. もしくは、You’re rich.
5. 君はお金持ちだな。(動詞は他動詞を使う。a lot of moneyを使う)
You have a lot of money.
6. その映画は面白かった。(2文型で。The movieを主語にする)
The movie was interesting. もしくは、The movie was fun.
7. 同じ文を疑問文に。
Was the movie interesting?
8. その映画は面白かった。(主語にI、動詞にfindを使う)
I found the movie interesting. (5文型です)
9. 同じ文を疑問文に。
Did you find the movie interesting?
10. 彼はこの本を簡単に見つけた。(findを使う)
He found this book easily. もしくは、He easily found this book. 3文型です。easilyは副詞で文型に入りません。みつけたという動詞を説明しているので「簡単に」は副詞。
11. 彼はこの本が簡単だとわかった。(findを使う)
He found this book easy. 5文型です。
12. 彼女は息子に辞書を買ってあげた。(4文型と3文型で一文ずつ)
She bought her son a dictonary. (herや冠詞など難しかったかもしれません。文型の成り立ちが理解・運用できれば、冠詞などはここでは大きく気にされる必要はないと思います。)
She bought a dictinoary for her son.
13. Can I ask you a favor? (前置詞ofを使って3文型に変更してください)
Can I ask a favor of you? (4文型→3文型では前置詞にforやtoを使うことが多いですが、動詞がaskの場合は前置詞は of をとるというルールがあります。)
14. 彼は20歳だ。(2文型)
He is twenty (years old). もしくは He’s twenty (years old).
15. 彼は20歳だと私は思う。(3文型。SV that (S’ + V’))
I think (that) he is twenty (years old). that以下を大きな名詞(名詞節です)として考えます。Oの中にまたSとVが存在しいるという構成です。
16. 彼女は他人と上手に働くことができる。(1文型。「上手に」にはwellを使う)
She works well with others. もしくはShe works well with other people.
17. “good team player”を使って同じ内容の文章に。必要に応じて文型を変える。
She is a good team player. (2文型)周りと上手に働く=チームプレーヤーと言い換えてみました。